三高(高学歴・高収入・高身長)なのにモテない男性。その理由と対策

突然ですが皆様、【三高】＝「高学歴・高収入・高身長」という言葉をご存知ですか？
【三高】は昭和時代、日本が『バブル好景気』の頃…、女性が「結婚する男性の理想として掲げた３条件」のことで、モテる男の代名詞として当時の流行語にもなりました。
しかし令和時代となった現在、【三高】はすっかり過去の死語。好条件、ハイスペックの男性だからモテるわけでもないですし、必ず結婚できるとも限りません。では、【三高】なのにモテない、結婚できない男性とは、一体どのような方なのでしょうか？条件に頼ることができなくなった現在、そのような男性は、果たしてどうすればいいのでしょうか？

婚活パーティ―会社【Whitekey】が100％バックアップする結婚相談所【WhiteMarriage】にて、メンタル心理カウンセラーとして日々会員様の恋愛相談＆婚活相談をお受けし、見守っております40代筆者が、リアルな結婚生活の経験も踏まえ、このテーマを語りたいと思います。
真剣に結婚を目指し、ご活動くださっているすべての皆様にとって、少しでもヒントとなりますように！

【三高】なのにモテない男性の特徴

【三高】＝「高学歴・高収入・高身長」という好条件は、持っていない男性からしてみたら、喉から手が出るほどに欲しいものであるはずです。結婚相談所にご相談にいらっしゃる男性の中でも、『年収が高くないから…』『高卒・専門学校卒だから…』『背が低いから…』モテない、婚活には不利だ、と嘆かれる方は多いです。
確かに実際、未だ昭和時代のように、【三高】を相手の条件として掲げて、婚活されていらっしゃる女性は一定数いらっしゃいます。ですがもはや結婚相手に対する条件が【三高】だけではないことを、賢い女性ほど理解するようになりました。専業主婦としての人生を望み、相手のスペックばかりを気にして婚活されている女性は、今、圧倒的に減ってきています。【三高】という条件さえあれば、女性の方からアプローチされる、モテるとは限らないのです。
では、【三高】の男性が【三高】なのにモテない場合がある理由を、一つ一つ、検証していきましょう。

「高学歴」なのにモテない

高学歴の定義ですが、本来は「大学以上の学校を卒業（修了）している事」を指します。しかし、近年は少子化のため、【大学全入時代】となっており、全大学の入学志望者総数が大学の定員総数を下回り、えり好みしなければ志望者全員がいずれかの大学に入学できるようになる時代が来ています。
「一流大学」や「MARCH」などの上位大学を卒業して初めて『高学歴』と呼べるかもしれませんが、学部によっても偏差値が異なり、さほど就職時に有利にならない場合もありますし、大学受験時は精一杯勉強したとしても、4年間で何も学ばないまま社会人となるケースもあります。結婚適齢期という年齢になった時、自分の自慢が10年以上も前の“大学受験合格”のみだったとしたら、とても残念な大人の出来上がりです。
大卒未満（大学中退、専門学校卒、高卒、中卒など）の学歴でも、年収や資産が中流サラリーマン以上の職業「IT社長、起業家、スポーツ選手、職人、自営業、自由業、芸能人など」で、好条件の男性は数多くいます。夢を実現して活き活きと仕事をする男性はとても魅力的ですし、“良い大学を出て、良い会社に就職”しても、コロナ渦の現在、その会社が、一生の生活を安定して支えてくれるとは限りません。
大事なのは過去の学歴ではなく、大人になった今、どんなことを学び、経験を重ねてきたかです。受験勉強を頑張った自分は確かに偉かったかもしれませんが、そのきちんとした大学を卒業させてくれた両親への感謝の気持ちを持つことの方が、これから家庭を築いていくうえではるかに重要です。

「高収入」なのにモテない

マッチングアプリ（婚活サイト）には「年収900万～1000万以上男性希望」など、サラリーマンの平均年収を遥かに上回る金額を希望する高望み女性が確かに存在します。しかし、年収1,000万円以上の人は日本の人口の3.8％しかおらず、独身者ともなると1％未満しか居ませんし、彼らも相手を選びますので、なかなかカップリングは成り立ちません。
女性も仕事の継続を望み、共働き家庭が増えてきている現在、生活水準を保てるかどうかは、夫婦の年収を合算した「世帯年収」で考える女性が増えています。ずば抜けた年収でない限り、“平均よりちょっと高年収”くらいでは、モテる理由にはならないのです。
今の年収が高くても、その年収がいつまで続くかわかりません。景気や会社の業績、自分の体調が悪化することもあります。
そしてどんなに年収が高くとも、散財していては安定した生活は送れません。収支バランスが取れている人かどうかも女性はきちんと見ていますので、現在の収入が高いからといって、貯金もせずに趣味や遊びに散財している男性は敬遠されます。
年収が高い男性は仕事が忙しい人も多く、会社組織にありがちな「出世競争、厳しいノルマ、パワハラ、リストラ、激務、残業」などのストレスから、他人にも厳しい一面があったりします。目に見える実績ばかり評価されてきたので、相手のことも表面的に評価しがちで、女性とのコミュニケーション能力が著しく欠けている場合もあります。
自分が稼いだお金に固執して、女性との食事は必ず割り勘にしたり、クーポンの使える安いお店で済まそうとしたり、交通費さえもケチって自分の自宅近くで待ち合わせしようとする男性は、意外と高年収の方にもいます。そのような男性は、結婚して家庭を持ったとしても、生活費や教育費にお金を使おうとしないと判断されますので、婚活という環境でモテるはずがありません。

「高身長」なのにモテない

日本人男性の平均身長は約170㎝で、人類学では、170㎝から179㎝までを高身長、180㎝以上を超高身長と定義しています。
男性が女性の容姿（顔、スタイル）を非常に重視するように、女性も当然、男性の外見を意識します。まったく気にしない女性もいますが、少なくとも“自分よりは背が高い男性”を望まれる女性が多いのは、生物学的に男性に優位でいてほしい、守ってほしいという心理が働くからでしょう。【三高】の条件のうち、「高身長」だけは自分の努力ではどうにもなりませんので、生まれつき体型に恵まれた男性は、この恩恵を存分に活用するべきです。
しかしやはり「高身長」でも、モテない男性というのは存在します。誇れるのは身長だけで、中身がない男性というのは目立つぶんだけ、なかなかに厳しいです。それこそ高身長の男性は、小学校の頃から背が高い場合が多いので、運動会などの行事でも目立ち、人目を惹きます。人から注目されることに慣れていくので、高身長を武器として強みにしていくか、目立つことが苦痛で卑屈に育っていってしまうかは、大きく岐路が分かれるところだと思います。
良くも悪くも目立ちたくないと考え、身長を隠そうと猫背になったりしてしまう高身長さんは、とても残念です。高身長でしたら自然と顔も小さく、頭身バランスが取れていらっしゃる方がもちろん多いですが、体重が増えすぎてしまうと低身長の方よりも圧迫感を与え、健康上の問題も大きくなります。健康上に問題がありそうと思われてしまうと、一緒に家庭を築いていく相手としても難しく思われてしまいますので、健康管理はくれぐれも心がけていきましょう。

【三高】なのにモテない男性の“モテ対策”

誰もが羨む「三高男性」なのに「モテない」理由は、見えてきましたでしょうか…？
自分は条件も悪くないのに、どうして思うように婚活がスムーズに進まないんだろう？と思われていらっしゃる男性は、他のライバルがコンプレックスをばねにして必死に努力してきた部分で、出し抜かれてしまっている可能性があります。婚活パーティーでカップリングはするのに続かない、なかなか真剣な交際にならない…とお悩みの方は、ぜひ下記ポイントを振り返ってみてください。

1．女性の褒め方を見直す

【三高】男性は、自分が学歴や収入、身長で褒められてきたので、つい相手にも同じような褒め方をしがちです。ですが「学歴」「収入」の話題は、場合によっては自慢話になってしまいがちですし、背の高さと同じノリで目に付く外見（顔、スタイル）を褒めると、それが逆に女性にとってはコンプレックスかもしれません。
三高男性に限りませんが、婚活というきちんとした場では、いきなり「可愛いですね」「スタイルいいですね」ではなく、「お洋服似合ってますね」「ピアス素敵ですね」と、持っている小物を褒めたり、「ショートカット好きなんですよ」「髪がきれいですね」「ネイルのセンスいいですね」と、お相手が気を遣って手入れしている部分を“さりげなく”褒めることが効果的です。
少しずつ距離感が縮まってきたら「仕事も頑張ってるところ、尊敬します」「忙しくてもいつも笑顔でほっとする」など、内面の良さを褒めていくと、相手の女性も男性の表面的なスペックだけでない部分に目を向けてくださるようになるでしょう。

２．ファッションに気を遣う

【三高男性】は、小さい頃から勉強を頑張ってきたり、就職先でも男性に囲まれてお仕事を頑張ってこられたりして、意外と女性経験が少ない方も多いです。スーツ以外のカジュアルファッションが苦手だったり、学生時代と変わらない髪型で、何年も過ごされている場合もあります。ぜひ“今の年齢”にふさわしい“今の流行”のスタイルを、研究してみてください。大人の男性として女性をエスコートする場合、どのような服装が相応しいのか、徹底して考えてみるチャンスです。
せっかくの高い身長と脚の長さを活かし、収入を自分の趣味だけでなく、自分自身の外見にも投資してみてください。

3.【三高】以外の自分の強みを見つける

街中を歩いていて、どうしてこんなに綺麗で可愛い女性が、釣り合いの取れていなさそうな男性と幸せそうに歩いているんだろう？と、率直に疑問に思われたことはないでしょうか？それはその男性が、目に見えるようなスペック以上の“人間的な魅力”で、女性の心を捉えたからです。お金では人の気持ちは買えませんし、イケメンであることや高身長であることは“出会い”のきっかけにはなるかもしれませんが、一生をともに過ごす相手を繋ぎとめる必須条件にはなりません。
今どき女性が求める結婚相手は【三高】ではなく、「暴力しない、借金しない、浮気しない」【三NO男子】という調査結果もあるほど、女性が結婚相手に求めるハードルは下がってきており、恵まれた条件を持たない男性が、より努力できる環境が整ってきています。
結婚相手としての女性を、自分はどれだけ笑顔にできるのか？家族が幸せでいるために、自分には何ができるのか？
もともと条件に恵まれている【三高】男性が、謙虚に自分の内面の強みを見つけることができたら、まさに最強だと思います！

まとめ

…いかがでしたでしょうか？
お伝えしたいことはまだまだたくさん、たくさんありますので！ぜひ一度、プロのカウンセラーの婚活カウンセリングを受けてみませんか？

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記事：今井