モテる女性を振り向かせる方法について考える

モテる女性を振りか向かせる方法——いったいそんな方法があるのでしょうか？
結論から言いますと、万人に共通する絶対的なマニュアルはありません。
色々な人がいて、色々な考え方や生き方がある以上、それらをすべて一括りにして、「これでOK」という対策や傾向のようなものはありません。

人それぞれ、十人十色、一人ひとり皆違うのです。むしろ、違っていて当たり前なのです。
ですが、それではここで話が終わってしまいますので、ここではあくまで私の意見を書かせていただきます。最後までお付合いいただければ幸いです。

モテる女性とは？

そもそも「モテる女性」というのは、どういう女性を指すのでしょうか。
「きれい」なのでしょうか。「かわいい」なのでしょうか。「笑顔が素敵」なのでしょうか。それとも「優しくてしっかりしている」なのでしょうか。
色々な要素がある中で、その基準は人によってさまざまかと思います。

ただモテるというからには、間違いなく「魅力がある」ということが言えるのではないでしょうか。「モテる女性」には何かしらの魅力が多数あるはずです。だから「モテる女性」なのです。

あなたにとって「モテる女性」とはいったいどんな人なのでしょうか？イメージしてみてください。
「こんな人と仲良くできたらいいな」
「こんな人とデートできたらいいな」
「こんな人と付き合えたらいいな」
「こんな人と結婚できたらいいな」
いったい、それはどんな人なのでしょう？
まずはあなたにとっての「モテる女性」をしっかりとイメージしていただきたいと思います。

振り向かせる方法を考える前に

上記を踏まえた上で、「モテる女性」を振りむかせる方法はどうすればいいのでしょうか？
その前にあなたはどんな人なのでしょうか？「モテる女性」を振り向かせるような、魅力溢れる人なのでしょうか？
どんな男性が「モテる女性」を振り向かせることができるのでしょうか？

普通に考えてみると、見た目が悪いよりもいいに越したことはありません。性格だって悪いよりもいいに越したことはありません。お金だって持っていないよりも、持っている方がいいに越したことはありません。病弱で不健康な人よりも元気で健康な人の方がいいに越したことはありません。困ったときに助けてくれない人よりも助けてくれる人のほうがいいに越したことはありません。

でもだからといって、容姿がよくて、正確もよくて、お金持ちで、元気で健康で、困った時には助けてくれる人が必ずしも「モテる女性」を振り向かせることができるかといえばそうではありません。フラれるときはフラれますし、うまくいくときはうまくいきます。当たり前ですが、恋愛は一人でするものではありません。常に相手がいるものです。
あなたがどんなに自信満々に口説いても、あっさりフラれるかもしれません。しつこくすればストーカーだと煙たがられ、ひょっとしたら警察のお世話になるかもしれません。

恋愛は、自分がどんなに好きでも、相手が自分のことに興味がなければ成就しません。さらにいえば、勇気を出して告白したところで成功する確率は常に50%です。成功するか、失敗するか、常にそのどちらかです。

恋愛には常に「フラれるかもしれない」というリスクが伴います。リスクを負える人間、つまり自立した男女にしか恋愛をする資格はないのです。

恋愛と依存

先ほど自立という言葉を使いました。自立とはいったいどういう意味なのでしょう。辞書を引いてみると、
①親からの経済的援助などを受けず、社会人として自分一人の力で生計を立てること。
②他に依存することなく、自分自身の判断に基づいて責任を持った行動をとること。
②に答えが書いてありました。
恋愛と依存は違います。恋愛と依存をはき違えている人はいずれ破綻します。

話しは少し逸れますが、恋愛で騙されないようにするためにはどうすればいいのでしょうか？
それは、「恋愛を必要としない人生を選ぶ」ことだと思います。正確に言えば、「恋愛に頼らなくても充実した人生を送る」ということが、恋愛において騙されない唯一の方法だと思うのです。
もちろん恋愛というのは一種の精神的なゲームですから、その中には嘘が最初から潜んでいるものです。

恋愛において、騙されるというのは、独身だと思っていたのに妻子がいたとか、医者だと言っていたのに実はフリーターだったとか、そういうことではなく、「その相手が自立できていないことを見破れなかった」ということです。
間違いなく、自立できない男性は女性に依存します。依存されると、自尊心をくすぐられるし、この人は私がいないと駄目なんだと思えたりしますから、最初のうちはたいへん気持ちがいいものです。ですが、自立できていない人間は基本的に他者と関係を結ぶことができないので、結局は破綻するでしょう。
ですから、恋愛と依存をはき違えないことが、恋愛をする上で大切なことです。

寂しいという感情

そもそも、人はどうして恋愛をしたがるのでしょう？
それはきっと寂しいからだと思います。

寂しいから、人恋しくなって、誰かと一緒にいたいと切実に思うのではないでしょうか。この「寂しい」という感情は子孫繁栄のために非常に大切なものかもしれません。この「寂しい」という感情があったからこそ、有史以来、人間が絶えず、この世に存在し続けているのは間違いないでしょう。私もあなたも、この地球にいるすべての人類も、先人達の、この「寂しい」という感情があったからこそ、こうして今この世に存在しているのです。

ですが、最近はこの「寂しい」という感情を抱かない人が多いようです。正確には、「寂しい」と思っているのかもしれませんが、恋愛なんかしなくてもひとりの時間を楽しめる人が増えているようです。ペットを飼ったり、好きなアイドルを追いかけたり、もちろんそれ以外にも、ひとりでも楽しいことが多くて、恋愛どころではないという人が増えてきたように思います。時代も関係しているでしょう。昔はスマートフォンもSNSも配信サービスもありませんでした。

ということは、ひとりの時間を楽しめることが、これから生きる上で非常に大切なこととなるのではないでしょうか。むしろ、寂しくない生き方をしている人にしか、恋愛はできないのかもしれません。つまり、「恋愛なんかしなくても、ひとりで充分楽しい」という生き方をしている人しか恋愛できないと言ってもよいのかもしれません。
もっといえば、「ひとりで充分楽しいから、恋愛なんてする暇がない！」そういう心持ちの人しか、実は恋愛ができないと思っているのです。はっきりいって、「寂しさ」が顔と雰囲気に滲み出ている人はモテません。残酷なようですが、「モテる人」というのは寂しくない人生を送っている人なのです。

寂しさと共に生きる人間という生き物にとって、他者との出会いが非常に大切なもので、しかもそれは簡単ではないということを、私たちは本能として知っています。
「わたしたちのあらゆる努力は、より素晴らしい他者と出会う可能性を高めるためにある」
ある芥川賞作家がエッセイでこのようなことを書いていました。それは道徳なのではなく、種としても人間の本能的な欲望なのです。

これからの時代

もうすでに個人で生きる時代がやって来ています。個人で生きる時代が幸せな時代かというとそれは私にはわかりません。ただ間違いなく言えるのは、「時代というものは私たちが選ぶものではない」ということです。
経済活動という巨大なシステムが決定するものです。だから結局、私たちはその中で生きるしかありません。

冒頭で私は、「人それぞれ、十人十色、一人ひとり皆違うのです。むしろ、違っていて当たり前なのです」と書きました。幸せの概念も人それぞれ、十人十色、一人ひとり皆違います。これからは幸せではなく、充実という概念が大切になると思います。

「日々を充実して生きる」
「充実して生きるためにはどうすればいいのか？」
「そもそも私は何をすれば充実した気持ちになるのだろうか？」

そう考えることは無駄ではありませんし、むしろ生きる上で最優先選択事項です。充実して生きることができるかどうかは、一人ひとりの個人の訓練と努力にかかっていると思います。
繰り返しますが、万人に共通する絶対的なマニュアルはありません。

色々な人がいて、色々な考え方や生き方がある以上、それらをすべて一括りにして、「これでOK」という対策や傾向のようなものはないです。「こうしなさい」とか「こうすればいい」というようなアドバイスはありません。それぞれ個人が生きていくために自分自身で考えなくてはいけません。面倒といえば面倒ですが、自由とはそういうものです。

昔から人生相談というのはそういうものなのですが、相談を誰かにするということは、どこかで、「告白したほうがいいよ」とか「絶対フラれるからやめておけよ」とか、他者から言われることを望んでいるのだと思います。そうすれば自分で考えなくてすむからです。
ですが「自分は何がしないのか」がわからない限り、何のアドバイスもできないのです。ですから、これからの時代、そういったアドバイスを平気で口にするような人のことは信用してはいけないでしょう。
一般的なアドバイスができない時代になっているわけですから、そういう「心の処方箋」みたいなことを言う人は噓つきに決まっています。騙されないようにするのも、これからの時代、大事なことになっていきます。

まとめ

当たり前ですが、魅力のない人などこの世に存在しません。みんな何かしらの魅力を持っています。ただ、「その魅力に関心があるかないか」だけの違いです。もっというと、「その魅力に関心がある人が多いか少ないか」だけの違いです。

最後にひとつ言わせていただきます。
思いのまま生きてください。
失敗を恐れず、やりたいことをやってください。
「モテる女性」を振り向かせたかったら、自分で考えて、自分で行動してみてください。失敗したっていいじゃないですか。むしろ失敗しないと学べません。失敗を恐れて何もしない人生を送らないでいただきたいです。そこには何の成長も学びもありません。

最後にもうひとつ、
女性は、恋愛の対象である男性に、父親と息子の両面を求めると言われるそうです。安定を与えてくれて頼ることができて、また母性を刺激し、保護本能を満足させてくれるような危うさを持っている——そういう男性が恋愛の対象になるのだそうです。

いかがでしたでしょうか。参考になりましたでしょうか。

人生というものは言ってみれば、常に「今ここでどうするか？」を選択し、体験し続けるゲームだと私は思います。
まさに「今」を遊ぶゲームです。そのためにも、常に後悔のないような選択をし、体験して、「今」を遊んでいただきたいです。

こちらを読んでくださった、すべての皆さまに幸あれ！

記事：村上

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