高学歴の男性が婚活で苦戦する訳
こんにちは。婚活アドバイザーの小川恭平です。今回は、男性のお役に立つアドバイスをお届けできればと思います。婚活市場において、高学歴、高収入といった高スペックの男性は人気。
にもかかわらず、文句なしの高スペックであるのに、なぜか結婚までたどり着けない男性もいます。相手の女性から立て続けに「あの人はお断りさせてください」と言われてしまうのです。
同じような条件なのに、 見事に結婚にたどり着く男性と、なぜか毎回断られてしまう男性の違いはどんなところにあるのでしょうか。実際にあったいくつかの例を参考に解説します。
目次
デキる男性とデキない男性
ドタキャンしなくてはいけなくなったら
仕事は、どうしてもデキる人のところに集中してしまいます。
そういう男性は、仕事に対する責任感も強いですよね。仕事を優先しなければならず、デートをドタキャンしなければならない場面も出てくるでしょう。
しかし、この時の対応で明暗が分かれます。スマホを取り出して、「ごめん、急に仕事が入って明日のデート無理になった」とLINEを送る……という人は、“高スペックなのにうまくいかない男性”です。
LINEでメッセージを送るメリットは、自分の都合を合理的に相手に伝えられることですが、メッセージの受け手側の都合は無視していることになります。男性としては相手側の時間も割かず、早く連絡を送ることができるLINEがベストと考えがちですが、女性にとっては一方的な通知。
どんなに丁寧な文面を送っても、「一方的にデートをドタキャンする人なんだ」という印象を与えてしまいます。たった1回だけで「この人はやめよう」と振られることも少なくありません。
では、うまくいく男性はどうするのでしょう。
実際に結婚が成立した男性の相手に聞いたところ、まず、LINEなどで「今から電話してもいい?」と相手の了承を得るのだそう。その後に電話をし、直接ドタキャンのことを伝え謝罪するのです。そっけない文章ではなく、電話での会話であれば気持ちが伝わりやすいため、女性は安心します。
ドタキャンという事実にはガッカリですが、「私のことを大事に思っているからこそ、わざわざ電話してきて謝っているんだ」と感じられるのです。
もちろん、「え? ドタキャンなんてひどい!」と責められる場合もあるでしょう。それを煩わしいと思わずに女性の気持ちを受け止めつつ謝罪し、「次に会う日を今決めよう」とすぐに新しいデート日を決める人がうまくいく人なのです。
相手に迷惑をかけてしまったとき
「仕事が忙しいので、ご配慮をお願い致します」 高スペック男性からよく聞く言葉です。ほとんどの婚活中の男女は、仕事の内容に関わらず忙しく働いています。しかし、中には「スペックの高い俺には特別に配慮しろ」という態度を匂わせる人もいます。
これが、残念ながら結婚相談所だけではなく相手の女性にも絶対に伝わります。何がきっかけで女性に伝わるのかというと、「謝らないこと」です。
自分の仕事が特別だと思っている男性は、休みの日のデートに遅れてくる傾向もあります。「自分は特別な仕事をしているんだ。デートに遅れてくるのはしょうがない」という気持ちがあるのでしょう。それを理解してくれない女性は願い下げ、とばかりに、自分に合わせてくれる女性を求めがちです。
だから、遅れたことに対して謝りません。遅刻に限らず、自分を特別な存在だと思うプライドが高い男性は、謝罪が苦手です。しかし、謙虚さに欠けるその態度では、女性は離れていく一方。婚活をする女性はシビアですので、「結婚後に苦労させられそう」と感じれば、お断り、という結論になるのです。
一方、“うまくいく男性”は、そもそも遅刻をしません。デキる男は仕事においては遅刻などしないでしょうし、女性とのデートも同じようにとらえます。
デートだから遅れてもいい、という考えにはなりません。交通機関でのトラブルに備えて30分前には到着している男性も少なくありません。そうした男性がよく使う言葉は、「ごめんね」「ありがとう」「大丈夫?」です。悪いことをしたと思ったらすぐ謝り、小さなことにも感謝をして、相手の様子をちゃんと見ているものです。
相手に反対意見を言われたとき
生まれ育った環境も性別も違うわけですから、すべてのことにおいて意見が一致するなんていうことはほぼ不可能です。
ところが、“うまくいかない男性”は、「俺の意見が正しい」という前提のもと女性と接するので、少しの意見の不一致をも不快に思う傾向があります。
たとえば将来について語る会話の中で、「子どもには高い教育を受けさせたい」と男性が言ったときに、女性が「私はのびのびと育てたいな」と意見を言ったとしたら、「俺の意見に反論した」とみなしてしまうことも。
そこで、さらに言い返す男性もいますし、ふいに口をつぐむ男性もいます。その後、突然「あなたは素敵すぎてボクにはもったいない」などと言って別れを告げたりするのです。女性に文句を言われないように、面倒くさいことを避けるため、こんな本音ではない慇懃無礼なことを言って別れを切り出す。これは失礼なことです。
一方、“うまくいく男性”の場合は、どんな女性に対しても、「パートナーの意見」として一生懸命理解しようとします。
180度違う意見の場合こそ、耳を傾けるのです。女性は「この人は意見が分かれても、じっくりと私の話を聴いてくれている」と思えるだけでリラックスできます。お互いに意見の不一致があったとしても、話し合いができると感じ、男性に対する好感度が上がるのです。
相手に不得意分野があったとき
これはつい最近あった例ですが、ある女性が「私、方向音痴なの。地図を読むのが苦手で……」とお相手の男性に打ち明けた時の話。
なんと、相手の男性からAmazonで地図が贈られてきたそうなのです。「プレゼントするよ。次のデートまでに地図の読み方を覚えてきて」とのこと。男性としてはよかれと思ってしたことかもしれませんが、彼女にとっては、俺にばかり頼るのはよせ、自立しろ、と突き放されたようで悲しくなったそう。
結局この男性とは縁がなく、女性は別の男性とお付き合い。その彼は、彼女の地元でのデートであっても、きちんと地図アプリなどを用意して、段取り良くデートプランを作ってくれたそう。
そんなふうに彼女の苦手な分野をさりげなくフォローしてくれる彼に惹かれ、「この人と結婚したら幸せになれそう」と感じたのだといいます。そして、見事にゴールイン! 今では、彼女も彼の苦手な部分をフォローしながら、幸せな生活を送っています。
いかがでしょう。女性が婚活相手に求めているものは、条件面のよさだけではありません。交流を深めていくうちに感じる、男性の配慮、気遣い、優しさなどが「この人と結婚したい」という決め手となるのです。
自分が高スペックという自覚がある男性は、それに甘んじず、思いやりを持って相手に接するように心掛けてみてくださいね。逆に、高スペックでなくても、こういった配慮のできる男性はきっと婚活に成功するでしょう。
婚活する上でのアドバイス&チェック項目
自分を冷静に評価できているか?
「理想が高い」ということとセットになっていることが多い、婚活の落とし穴のひとつが「自己評価が高すぎる」です。自分に自信を持つことは重要です。ただ、自分に自信があり過ぎると、まわりから相手にされないということも起こり得ます。
よく見かけるのは、20歳〜39歳というような年齢設定の婚活パーティーに参加する35〜39歳の方。同年代の30代後半の方にアプローチした方が絶対にうまくいきそうなのに、どうしてもキラキラした20代に引き寄せられてしまうようです。
「まだまだ気持ちは若い」ですとか「実年齢よりも若く見られる」ということを自慢する方に多く見られがちです。もちろん、年齢差のあるカップルは存在しますから、不可能ではないでしょう。
ただ、もしそのような姿勢で苦戦・苦労しているようであれば、少し見方を変えて、自分が好きな人にアプローチするのではなく、反対に自分を好きになってくれそうな人にアプローチするのも、ひとつの解決策かもしれませんよ。
自分を磨く努力をしていますか?
婚活パーティーに参加してもなかなか思うような成果が出ない場合、基本に立ち返って自分を磨く努力をしてみるのも有効です。
身だしなみや清潔感に気をつけるのはもちろん、体を鍛えてみたり、マナー教室に通ってみたり、プロのスタイリストさんからコーディネートのアドバイスを受けてみたりということです。
また、世の中には色んな教室があり、婚活に的を絞ったレッスンをしてくれる教室もあります。話し方からメールの内容まで、細かく指導をしてくれるようです。思い切ってこういう所に通ってみると、自分が気づかなかった点を客観的に指摘してもらえるので、自分磨きの役に立つと思いますよ。
相手を受け入れる努力をしていますか?
人間は自分を受け入れてくれる相手に好意を抱く性質があります。なので、婚活パーティーでも自分に冷たい態度を取る相手より、自分の話を楽しそうに聞いてくれる相手の方に、より好意を抱くことが自然に起こります。
これを逆手に取って、自分が気に入った人を、まずは思い切り受け入れる努力をしてみるのも関係を持続発展させる上で重要です。
たとえばお互いに気に入ってデートの約束をするも、当日ドタキャンされてしまったような場合。縁がなかったとあきらめるのもひとつの決断ですが、もし仕事や体調不良が原因だったとしたら、広い心で相手の行動を受け入れてあげるのも有効です。
デートの約束に限らず、ちょっとした言動や、性格などで、違和感を感じることもあるでしょう。男と女、違って当たり前です。何と言っても他人なのですから。違いを受け入れ相手を認めたとき、より良い関係が築けることが多いように思います。
与える前に求めていませんか?
自分がして欲しいことがあったら、まず相手にそれをしてあげましょう。笑顔で話して欲しかったら、まずは自分から笑顔で話しかける。相手のことをもっと深く知りたかったら、タイミングは要注意ですが、まずは自分の深い部分を相手にさらけ出す。
キレイな容姿を相手に求めるのであれば、まずは自ら容姿を磨く努力をする、などです。自分ができていないことを相手に求めてしまうことが人間にはよくあります。
相手を自分の鏡と思って、まずは相手を楽しませて喜ばせれば、それが巡り巡って、自分が楽しくなり喜びも感じられるようになるものです。相手に求めているものを、自分がまずは相手に与えられているか、よく考えてみましょう。
結婚を目標に活動していますか?
これ、非常に重要です。婚活パーティーでも、たまに恋愛気分の方を見かけることがあります。「カッコイイ人いな〜い」「可愛い子いないね〜」などとグチっている方たちです。結婚相手を真剣に探していますか?それとも、単純に自分の外見的な好みに合う人を探しているのですか?
結婚は生活を共にすることです。お互いを思いやって、苦しいときや辛いときにも支え合うことです。顔や身長がそんなに大切でしょうか。
風邪を引いた時におかゆを作ってくれたり、すぐに薬を買ってきてくれたり、優しく労ってくれる、そんな人を婚活パーティーで探すべきなのではないでしょうか。その優しさは、外見からは分かりづらいものです。
あきらめグセがついていませんか?
長い人生、あきらめが必要なときもあります。ただ、そのタイミングがあまりにも早いと、大きなチャンスを逃すことにもなりかねません。カッコ悪くてもダサくても、あきらめる前にもうひと頑張りしてみてもよいのではないでしょうか。
・あともう一回だけ婚活パーティーに参加してみよう
・あともう一回だけ連絡先を聞いてみよう
・あともう一回だけデートに誘ってみよう
・あともう一回だけ告白してみよう
・あともう一回だけ人を信じてみよう
小さな「あともう一回」が積み重なって、やがて大きな幸せを呼び込むことも婚活では珍しくありません。
保守的になっていませんか?
人間は変わり続ける生き物です。容姿も、性格も、好みも、年とともに変わっていきます。自分や社会が変わり続けることを受け入れられず、時代に取り残された人になってしまっていませんか?
恋人とは自然に出会いたい、友人の紹介や職場で出会いたい、などと言い続けることで恋人ができるなら、それはそれでいいと思います。ただ、現実には難しいからこそ、現代では色んな婚活パーティーや街コンが開催されています。
先に紹介した先入観とも通じる部分がありますが、もし保守的になっている自分、守りに入っている自分を見つけたら、今日から先進的に、攻めに入ってみてください。自分の態度を変えることで、新たな出会いに巡り会える可能性も十分にあります。
まとめ
今回は、今まさに婚活パーティーで苦戦・苦労している方たちへ向けたアドバイス、応援メッセージをお送りしました。誰でも苦しい思いをするのは嫌なもの。たとえば婚活パーティーに参加しなければ、婚活パーティーで苦戦・苦労をすることもありません。
でも、これでは人生のパートナーがいないという現状を変えることもできませんよね。
人間とは面白いもので、簡単に手に入れたものには価値をあまり感じないように作られているようです。ということは、苦労してやっと付き合えた人に対しては、その分大きな価値を感じられるということ。今の苦労が将来のパートナーをより輝かせると信じて、婚活を続けていっていただければと思います。
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