本当に大丈夫?DVやモラハラ気質の異性の見極め方
ここでは交際前・結婚前にDVの被害にあわないためにも、DV男性の特徴を紹介します。
目次
まずはじめに
離婚の理由ランキングで最も多いのが「性格の不一致」ですが、女性の場合、第2位の理由に「暴力をふるう」第4位の理由に「精神的に虐待する」とあります。つまり、第2位は『DV』第4位は『モラハラ』という事なのです。この2つは現代社会でとても大きな問題になっています。離婚の理由だけではなく、交際中の男女でもこの2つは問題になっているなのです。
「暴力されたらすぐにでも別れた方がいい」「DVする男性と付き合うなんてひどい!信じられない」DVなんて自分には無縁の問題だとあなたは思っていませんか?今被害にあっている女性もきっとそうだったはずです。彼氏が暴力をふるう男性だと分かっていたら、交際には至らなかった事でしょう。
しかし、DVをする男性の中には、学校や会社などの公共の場では人あたりがいい人に見える人もいます。「優しい人」と思って交際が始まったのに、徐々に息苦しさを感じてきて、だんだんと支配的な言動が現れるようになります。そして、彼女や妻が思い通りにならないと、激高して暴力を振るうようになります。そうかと思えば今度は何事もなかったかのように優しく接してきたりします。
この『飴と鞭』をうまく使い分けて女性を心理的に支配していくのです。
またDV男性にはイケメン男性も多く、もともとM気質の女性は別れようとはしません。優しくしてくれた事だけを女性はいい方に考えたり、一人寂しくいた時に比べたら素敵な彼氏・経済的に働いてくれる夫がいる方がいいと考えてしまいます。実はこの時点で男性に心理的に支配されてしまっているのです。少しでも、状況や対応が似ていたら、一致する項目が多かった場合も、早めに距離を置くことが大切です。
女性側にどうしたいか確認せず、自分で決める
DV男性の多くは相手の意向を配慮する事なく、自分の意向で物事を決める所があります。実は彼にリードして欲しい女性は、男らしい彼の一面について行きたくなるのかも!?しれませんが、しかしこの行動は注意!黄色信号なのです。デートプランを立てる時も、彼女の行きたい所や好きな食べ物はおかまいなしで、自分自身が行きたい所・食べたい物を選びます。しかし女性が少しでもつまらなそうにしていると「俺のプランが気に食わないのか?」とキレることがあります。2人で楽しむ事が楽しいデートです。何が食べたかいか?行きたい所がないか?聞いてきてくれる男性こそが、アナタの事を大切にしてくれる人なのではないでしょうか。
疑い深く嫉妬する・束縛する
彼女が自分以外の男性とちょっとでも関わると「あの人とどういう関係なのか?」気になってしまいます。彼女が都合が悪く連絡が取れないだけなのに「なぜ何時間も返信できないのか?」「今、どこで何している?」「他の男性といるの?」と立て続けにLINEを送ってきたりします。のちに彼女が事情を説明しても聞いてくれません・束縛したがる傾向があり誰といるのか知りたがったり、報告をするように求めたり、ひどい男性はメールや着信履歴もチェックしようとしてきます。嫉妬がエスカレートすると、女性は「私の事を信じてくれていないのか?」と思えてきます。
喧嘩になっても自分からは謝る事はしない
DVをする男性は「自分が正しい」と思っており、相手が間違っていると考える傾向があります。たとえ自分側に落ち度があっても自分から謝るという事ができません。ちょっとした意見の食い違いでも、自分が譲ることはありません。プライドが高く、話し合おうとせず、自分の考えが絶対的。彼女にとがめられたら「お前の頭がおかしい」と逆ギレする事があります。お前はバカだ!無能だ!と大声で怒鳴ったり、ののしったり、俺の言う事を聞かないとどうなるか分かっているだろなと脅してきたりします。
小さい事で被害的になる・自分の事は棚に上げる
DVする男性の特徴の一つに、何気ない小さな言動も過剰に反応して、被害的にとってしまう事があります。言い間違えや噛んでしまった時に彼女がクスッと笑っただけでも「俺の事をバカにするな」と激怒。「見下すな!」と女性を貶める発言をすることで自分の優位性を保とうとすることがあります。
そしてDVを行う男性には、自分の事を棚に上げる言動が見られる事があります。
・彼女が自分以外の異性と関わるのは許さないが⇒自分は女友達と遊んでもいい。
・彼女が自分を傷つける発言は許さないが⇒自分は彼女に何を言ってもいい。
といった具合です。DVをする男性は、自分と同等の権利が相手にあると思う事ができません。自分は、世話されて気遣われて当然と思っていて、相手もそうだとは考えられないのです。自分の欲求を中心に相手が動いてほしい・自分を優先にして欲しい・愛しているのならそれは当然であると考えているのです。
物に暴力を向ける・身体に暴力を向ける
イラッとしたら、そこら辺の物を蹴飛ばしたり、叩いたりするひどい男性がいます。女性の身体に直接暴力を振るわなくても、壁や家具を蹴ったり殴ったりして自分の力を誇示することで、この人には逆らえないという恐怖心を女性に植え付けるのもDVです。彼女の大切な物を壊したり、捨てるように強要することもDVです。最も分かりやすいのは殴る・蹴るの身体的暴力です。髪を引っ張る、首を絞める、アルコールを無理に飲ませる事なども含まれます。無理やり身体を触ったり、避妊に協力しなかったり、中絶を強要する性的暴力もDVです。
モラハラ気質の男性とは
モラルハラスメントとは言葉や態度によって人の心を傷つける行為や嫌がらせのことをいいます。職場の上司や、同僚・彼氏や夫も、モラハラ男性はアナタの身近にいませんか?モラハラされる前に見分けてみてください。DVは暴力。モラハラは精神的暴力、精神的虐待と言われています。DV男性にもあげたように、自分が正しいと思っている男性だったり、表面上はいい人そうに見えます。または仕事が出来そうに見え、友達もしっかりいます。立派な人という印象を与えていますが、実は良い人を装っていて、心の中に闇を抱えている人が多いのです。
自分に自信がない
モラハラ男性の多くは自分に自信がない人が多いです。自信がない自分と向き合うこともせず、他人を傷つける事によって、自分が優位になり優越感を抱きます。モラハラをしているのは相手に非があるというより、自分のプライドや自信を保つための行動なのです。
仕事でストレスを感じており、八つ当たりしてストレスを発散させたい
上司に圧力をかけられるなど、常に仕事で過度にストレスを感じていて、自分でそのストレスを処理できなくなってしまっているのです。そのストレスを彼女や妻・部下に八つ当たりをすることによって解消しようとしています。相手の事を傷つけ、プライドや自信を奪い取る事によって、自分の都合のいいように振り回そうとします。相手が傷つく事をしても悪い事だと思っていないのです。
自分より優れている人には近づかない
モラハラ男性は、自分よりも劣っている者に対してモラハラをします。暴言を吐き、相手を傷つけることによって、ストレスのはけ口にしているからです。そのため自分よりも優れた能力の人に近づくと、自分の自信の無さや無力である事を痛感してしまうため、自分の周りに置く人が決まってくるのです。
親と関係が悪い
DV男性も、モラハラ男性にも、共通して言えることが、家庭環境に問題を抱えている場合が多い事です。
①親と仲が良くない
②過保護で育った
③愛情を受けずに育った
④期待され続けたプレッシャー
⑤親から暴力を受けたり、両親のDVを見てきた
など、満たされなかった気持ちや愛情を相手に満たしてもらおうとするため、自分勝手な方法で訴えかけてくるからです。
社会的価値観や育った環境から、男女の関係はそういうものだと偏った考えをしています。互いに尊重し合う関係性のモデルがなく、これまで体験してきたような相手を支配し傷つける関係性を作ってしまいます。
最後に~対処法~
DVやモラハラをする男性は、一見いい人そうですが、仲良くなっていくほど怖い部分が見えてきます。相手にどんなに素晴らしい所があっても、イケメンでも、アナタが時間を費やしてその人を変えようとするのは時間の無駄です。
我慢をすると彼・夫の要求はどんどんエスカレートしていきます。
「束縛は愛されている証拠」
「怒らせるのは私が悪い」
「この人には私が必要なんだ」と思い込み被害を受けている事に気が付かない女性もいます。洗脳されているのかもしれません。
彼にも優しい時があったと思いますが、それは「飴と鞭」をうまく使い分けているだけなのです。そうならないためにも、自分の内面をしっかり見つめてみてください。彼に対して少しでも『怖い』『ひどい言い方をされた』と思ったら、DV・モラハラ男性と俯瞰して見直して彼の行動を見直してみてください。
①彼の機嫌ばかりをうかがっていませんか?
②うつや無気力の傾向はありませんか?
③彼に会う時「恐怖」の意味で緊張したり震えていませんか?
④また独りになるのが寂しくて、好きでもない人と付き合っていませんか?
⑤洗脳されていると感じませんか?
自分の気持ちに向き合ってみましょう。アナタの事を愛していたら、大切に思っていたら、女性が不快に思う事なんてしません。アナタが間違っているのではありません。男性が間違っているのです。
自分の心を大切にするためにも、早々に第三社に相談して、離れる努力をしましょう。
今までに上げた行動が見られ、アナタがそれを少しでも嫌だと感じたら「やめて欲しい」と自分の意見ははっきりと伝えてください。
意にそわない事は、はっきりNOと言いましょう。それでも彼氏や夫が変わらないなら、早めに別れましょう。
一緒にいて安らげる楽しいと思える優しい男性に、まだアナタが巡り逢っていないだけです。他の男性にも目を向けてみてください。
アナタが一緒にいたいと思える男性といてください。DVやモラハラなんてしない男性に出逢えた時、あなたは本当の幸せを実感する事でしょう。「被害にあっている」と気づくことが、DVとモラハラから脱出する第1歩です。
担当:河村
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